神奈川・大山登山の思い出

たまには登山へ

皆さん、こんにちは。

都会の喧騒を忘れて少しでもリフレッシュしたく、先日、神奈川県の大山に行って参りました。電車で日帰りで行くことができ、初心者におすすめ、との記事を雑誌で見かけたため、この山にしました。単なるミーハーです。Let's go 大山♪

で、今回使ったのは、これ ↓

丹沢・大山フリーパス | 小田急のお得なきっぷ (odakyu-freepass.jp)

小田急線で伊勢原まで往復でき、バスと大山ケーブルが乗り降り自由ということで、大変お得なキップ、(のはず←伏線)でした。

行きはよいよい

キップを買って、小田急に乗って、厚木ってこの辺りか~、いきものがたりの出身地ってこの辺?と思いつつ、目指す駅、伊勢原へ。

ところがどっこい、駅に着くと、しとしと雨で、こりゃ、山どころではないわ!とつぶやきたくなる空模様。困ったなあ、と思っているうちに、たまたま目に入った観光案内所へ。

そこのおばさんも、今日は阿夫利神社を見るぐらいがいいかもねえ、あそこなら屋根もあるしお茶もできるし、とのアドバイス。いやいや、山を登りに来たんだから、と心でつぶやきながら、にこやかな作り笑顔をして、駅の反対側へ。

天気予報によれば、そもそも今日は雨のはずじゃなかったし、雨雲レーダーを見ると午後から止みそうだな!ということで、しばし、駅の周りで待機することに。
(後日談:山の上では、雨雲レーダーは当てになりません。)

反対側に出てみると、意外と街が開けていて、田舎者にはちょうどよい落ち着く雰囲気。駅前のスーパー、本屋の文教堂電気屋エディオンと一通りながめて、百均でカッパを念のため調達。午後から登って、万が一、雨が降ったとしても大丈夫だな、としたり顔。←結局は使わなくて済みました。

お腹も満たされ

本当は山の上で美味しい弁当を食べながら、コーヒーでも、と思い描いていましたが、そうこうしているうちにお腹が空いてきたので、ちょちょいと、一通りの飲食店を物色し、昼ご飯。昔ながらの町のお食事処へ。

お食事処 とんぼ (オショクジドコロトンボ) - 伊勢原/定食・食堂 | 食べログ (tabelog.com)

年配の方が営んでいらっしゃる昔からありそうな食堂って感じで、11時の開店とともに中に入り、天ぷら定食を注文。

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久しぶりに、THE 日本っていう感じのご飯を食べた気がして満足。コーヒーも付いていて、美味しかった~、ごちそうさまです。その後、目の前にあったバス乗り場から、お昼前のバスに乗り込み、20~30分ほどで、大山のふもとに到着。ギリギリ座れてゆっくり行けたので、よかった♪

山のふもとに到着

バスを降りたら、トイレに行って、しばし観光名所って感じの参道を抜けて、大山ケーブルカーの乗り場へ。どことなく高尾山と似た雰囲気。帰りも寄れるから、とさっと眺めるだけに止め、少しはあはあ息を切らしながらも上ってく。途中、やたら登山靴が汚れている人ばかりなのが気になる。この辺りのお店の雰囲気とか、本当は細かく説明するところなんだろうけど、以下省略。

大山ケーブルカー

最新鋭のケーブルカーといった感じで快適な山の旅。高尾山と似ているなあと思いつつ、一気に上昇。ここも省略。

阿夫利神社の下社へ

阿夫利神社の下社に着きました。こんな感じ。立派な神社です。ここに初詣に来る人もいるのかな?来るの大変そうだけど。

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見てください。麓の町並みもきれい。目に焼き付けておいてください。この先、こんないい風景は出てきませんから。

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いよいよ登山

さあ、始まりました。こっからが本番です。いよいよ山登り。いきなりの洗礼か、かなりの角度。なんじゃこりゃ階段。コロナの世界になってから、手すりを触るのも抵抗があったけど、ここに来たらそんなことも言ってられないぐらいの急こう配。幅が微妙に狭くて滑りやすいので、慎重に上りました。

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途中から、こんな感じの石が敷かれた山道が続きます。登っても登ってもこんな感じ。いうほど初心者の山ではないのでは?とふとした疑問がわく。(笑)

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神々しい感じ

日頃の行いが良いからか(流すところ)、途中、木々の間から、光が射し込んできました!何とも言えぬ、美しい風景。光のスジってレーザービームでなくても見えるものですね。

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もう一枚。

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↑ちょっと写真を加工したので、実際の見た目よりもきれいかもです。いいんだか悪いんだか。

ところがですね、、、

だんだん晴れ間も少なくなり、ガスが山を覆いつくし、霞がかってきました。

どことなくノルウェーの森風。勝手なイメージ。

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どことなく、九州の高千穂の神社風。あくまでも何となく。

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そうこうしているうちに、鳥居が

見えました。いよいよ山頂も近いかな、と期待させてくれる風景。

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ついに山頂へ

その後ももう少し登り続け、ついに到着しました!日頃の行いがよいせいか、見事な風景(笑)

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一通り眺めて、そそくさと麓へ降り始めました。コーヒーも飲む暇もなく。まあ、持ってきてませんでしたが。

さあ、降りましょう

この時点で、確か午後の3時過ぎ。普通に下りればケーブルカーの最終17時には間に合うであろうと、鷹を括って休憩しつつひたすら降り続ける。途中、この時間でも下から登ってくる人がわずかながらいて、この人たち大丈夫なんだろうか、と他人事ながら心配しつつ、てくてく降りる。

ところがどっこい

濡れた石山の登山道が続いたせいか、途中で、肉体的限界が生じてしまい、24時間テレビ風の負けないで、を脳内で再生して励ましつつも、ケーブルカーの最終になんと1、2分の僅差で間に合わず。横目に降りていくグイーーンという音を聞いて何とも言えない虚無感に。あの最初に上った激しい階段がなければなあ。ここで一句。いや二句。

「帰りにも 乗れると思うな ケーブルカー」

「フリーパス ちゃんと使って はじめてお得」←字余り

まあ、仕方ないか

気を取り直して、ケーブルカーの近くの脇にあった道へ。きれいなトイレで用を済ませ、まあ、仕方ないか、普通に階段か何かで下りたら麓に着くだろう、と気楽な気分で引き続き登山道へ。ほとんど周りに人がいないのが多少気になる。

山道、厳し過ぎない?

なんというか、普通の階段道か坂道がケーブルカーに沿ってあるんだろうぐらいに思っていました。ところがどっこい、全くもってそんなことなく、いつしか山の中は真っ暗になり、どっちに行ったらいいか途中分からない状態に。スマホのライトがなかったら、完全に一泊せざるを得ないような激しい山道でした。後で知ったのですが、ケーブルカーに沿って(といってもケーブルカーは見えない)、男坂、女坂、という二つの道があって、どうやらこれは、男坂だったようです。こりゃあ、男の中の男のための道だわ~ とにかく、思い描いていた道と大きく異なったので、焦りました。もはや、この辺り、写真も何もありません。

ようやく参道へ

ケーブルカーで10分とか15分ぐらいのところを、足が痛い中、なんとか90分ほどかけて、下まで降りれました。元の参道に出たときの安堵感ったら、ありゃしない。一生忘れないでしょう。

帰りの参道、貸し切り状態で、人もいないんでマスクもフリーにして、何かをやっつけて戦いを終えたヒーローのように、清々しい気持ちで下りました。時間を読み違えた単なるおっちょこちょいなだけですが・・・

見上げてごらん夜の星

見てください。なんとも美しい星空が、頭上に!これは写真よりもその時の方が何十倍もきれいでしたが、戦い終えたヒーローを讃えてくれているようでした。(笑)

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その後、バスに乗り込み、伊勢原でご飯を食べることもなく、逃げ帰るように小田急線で家路へ。夜に行こうと決めていた町中華のビールが頭をよぎる今日この頃です。忘れた頃にまたリベンジしよう~

まとめ

  • 山登りは計画的に。
  • ちゃんと下調べしよう。
  • 日帰り登山、日常を忘れるには最高!

後日談

大山のこと、行く前より行った後にかなり調べました。ここがあれだったのか!と後々いろいろと勉強になっています。(笑)

中でも、「かほの登山日記」のかほさんの動画がおすすめです!

【関東低山登山 in 大山】初心者にもオススメの大山(おおやま)を楽しむ!! - YouTube

このブログよりもよっぽど分かりやすいです!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。